The Single Cask社とのプライベートボトル第一弾が決定

先月、The Single Cask社より、プライベートボトル制作に向けたサンプルを数種類送って頂き、テイスティングさせて頂きましたが、どれも非常に美味しかった為、その場で決める事が出来ませんでした。

我儘を言って、少し悩む時間を頂きました。
Linkwood 14年、Aberfeldy 15年、Bruichladdich 15年、どれにしようか、それとも欲張って全部にしようか、、、資金面の事もあり、色々と悩んだ結果、

今回は「Linkwood 14年」に決定致しました!

今回は諦めてしまいましたが、Aberfeldy 15年は、とてもエレガントで華やかで、上品な味わいでした。Aberfeldy自体がプライベートボトルとしても非常に珍しいので、とても興味深い樽でした。

Bruichladdich 15年は、他の原酒とは180°異なるテイストで、例えるならオクトモアをしっかりと熟成させて感じと言いましょうか。またそれとも違うけど、一度テイスティングすると忘れられない独特な、唯一無二な味わいでした。

このとっても個性的な2種類を押しのけて、今回のボトリングに決定したのが「Linkwood 14年」です。

アバフェルデイと同じく非常に華やかな香りと味わいに、ギュッと絞まった果実味があり、余韻も強く長く、とても印象に残る原酒でした。

最近は、なんとなくウイスキー市場では「Linkwood」が人気あるなぁと感じていたところで、まさか自分たちのPBをLinkwoodに選定する事になるとは思ってもいませんでした。

Linkwoodのボトリングに向けては、熟成年数15年を迎える2025年2月まで英国のThe Single Cask社の熟成庫にて熟成を続けさせて頂き、「Linkwood 15年」としてボトリングし輸送を経てリリースとなる予定です。

きっと、来年2025年の春から夏頃になるのではないかと思っております。

The Single Cask社とのプライベートボトリング制作は今回が第一弾となりますが、今後も継続的に取り組んでいきたいと思っております。

新海 博之
新海 博之

北海道出身、2010年に麻布十番BAR新海を開業、2018年に虎ノ門BAR新海、2019年に芝大門BAR新海を開業。2020年にウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」を開設。2024年に株式会社新海ドリンクスを設立。

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